「乾燥対策」にうれしい
シルク成分

寒い季節にも水仕事をしているのに製糸工場や絹織物工場で働く人の手肌はきれい、と言われています。その理由は、シルクに含まれる成分が人の肌に重要な働きをするからなのです。冬の乾燥対策にシルクをおすすめする理由をご紹介します。

冬のつらい乾燥は
あきらめるしかない?

東京の冬の湿度は砂漠と同レベル、屋外も室内も乾いています

北風が吹きぬける寒い季節、東京の冬はどんどん乾燥していることをご存知ですか?
気象庁が乾燥注意報を発表するのは、東京の場合、最小湿度25%で実効湿度が50%より低くなったときです。

たとえば1月の平均湿度は東京48.3%。北陸地方(新潟・富山・石川)の平均76.6%に比べてとても低いことがわかります。(気象庁1980年~2015年観測データ参照)
2011年の1月には東京の最低湿度はなんと9%だったこともあります。
日本全国を比較しても太平洋側、特に関東地方は1月の平均湿度が低くなっています。
砂漠の平均湿度が20~30%程度であることを考えると、日によって東京の湿度は砂漠並みといえるでしょう。(サハラ砂漠2015年アルジェリア・タマンラセット2015年平均湿度観測データ参照)

東京と北陸の湿度比較 1月の平均湿度と平均最低湿度気象庁データ集計1980年~2015年1月の
平均湿度・平均最低湿度

また冬のお悩みといえば、暖かい部屋やオフィスに長時間いると喉が渇いてお肌もかさかさ…という声がよく聞かれます。
エアコンなど空気を暖める暖房器具は、湿度の低い空気を暖めることでさらに湿度が低下します。そのため「部屋の中がとても乾燥している!」という状態になるのです。

2015年1月の平均湿度

季節だけではない乾燥の原因

お肌の乾燥の原因には、季節以外にもさまざまなことが考えられます。例えば生活サイクルが乱れて睡眠不足などの時は、皮膚の新陳代謝がうまく行われません。食生活の乱れによる栄養の偏りからお肌はもちろん、体にもよくない影響があると考えられます。お風呂でつい力を入れて体を洗ってしまう、洗顔後にお肌に何もつけないままにするなどスキンケアも見直してみましょう。

乾燥対策も期待できる、
シルク成分はこれ!

シルクがなぜ乾燥対策に効果的なのでしょうか?シルクのもとである蚕から生まれる繭は、2種類のタンパク質「セリシン」と「フィブロイン」からできています。この2つのタンパク質に含まれる成分が乾燥対策の強い味方なのです。また、シルク成分には乾燥対策の他にも女性にうれしい機能が多く含まれています。

セリシン―保湿性と抗酸化機能に優れたアミノ酸

セリシンは、肌本来の天然保湿因子に似たアミノ酸組成をもち、「抗酸化機能」と「保湿機能」に優れています。「抗酸化機能」とは、老化を引き起こす原因になる「活性酸素」の働きを抑えてくれる頼もしい機能で、老化予防やアトピー性皮膚炎への効果が期待されています。また、「保湿機能」に重要な働きをする成分がセリシンに含まれるセリンです。セリンは人間の肌に含まれる天然保湿因子中に最も多いアミノ酸で、保湿成分として水分の保持力を長時間保ってくれます。

セリシンを含んだスキンケアでぷるぷる肌に

セリシンの特長は「保湿性」の高さです。昔から製糸工場や絹織物工場で水仕事をする人たちの手がきれいだと言われる理由は、セリシンが溶け出した水で作業をしているからなのです。
また、紫外線やストレスの影響で体の中に発生する活性酸素を抑えてくれる「抗酸化作用」は、シワなどの皮膚の老化を防ぎ、シミ・ソバカスをできにくくする効果が期待できます。さらに、紫外線を吸収してくれる機能で紫外線ケア効果も注目されています。
冬の乾燥に負けないように、セリシンを含んだシルク成分入りの化粧水やクリームで顔も体もたっぷり満たしてあげましょう。

フィブロイン―美しい絹糸になるコラーゲンの主成分となるアミノ酸

フィブロインは絹糸になる繊維状のタンパク質です。フィブロインは美しい肌を保つために大切なコラーゲンの主成分となる4種類のアミノ酸をバランスよく含んでいることが特長です。「紫外線カット性」や「物質吸収性」にも優れていて、セリシン同様、「抗酸化作用」も期待できます。

シルクで作られた衣類や寝具で快適生活を

シルク製品の主な元となるフィブロインは、コラーゲンの原料となるアミノ酸を含んでいて通気性や浸透性を保ちつつ、防水性も備えている優等生です。シルクウェアのしっとりとやさしい着心地や、なめらかな手触りはフィブロインが作り出しています。

冷えとりにも人気の高いシルクは、保温性や吸放湿性に優れているだけでなく、フィブロインの物質吸収性によって私たちによくない影響を与える環境ホルモンも吸収してくれる効果が期待できます。
乾燥が気になる季節は、肌の保湿はもちろん、肌を守ってくれる機能を持つシルクウェアがおすすめです。夜にはシルク素材のパジャマや寝具でぐっすり眠って体を休めれば、次の日の朝もすっきり元気に一日がスタートできますね。