希少な日本のシルクを示す
「純国産マーク」と「日本の絹マーク」

近年日本では、養蚕(ようさん)農家や製糸工場、絹織工場が減り、シルク製品の国産品は少なくなりました。希少な「日本のシルク」をアピールするため、国産品には「純国産絹マーク」「日本の絹マーク」が付けられています。

現在、日本の繊維・衣料品のほとんどは海外から輸入されています。たとえば、綿製品の原料である「綿花」。日本国内生産は非常に少なく、ほぼ全ての綿製品は海外から糸を輸入して生産されています。
シルクの原料である繭・生糸も同様です。かつては国内で養蚕が盛んな時代があり、日本製の生糸が世界中に輸出されていました。一時期は日本の輸出品の8割以上を生糸が占めていましたが、近代化に伴い養蚕・製糸業の時代は幕を閉じ、現在は輸入品が中心となっています。 主に、数千年にわたる歴史をもつ中国から輸入した生糸を使用し、日本のシルク製品はつくられています。

「純国産絹マーク」「日本の絹マーク」とは?

近年、日本のものづくりが見直されてきており、日本産の蚕・繭・生糸を使用したシルク製品が注目を集めています。
一般財団法人大日本蚕糸会(以下 大日本蚕糸会)が「すべて日本産の生糸を使用している」と認定した国内産のシルク製品には、「純国産」の証として、「純国産絹マーク」が付けられています。
また、大日本蚕糸会は、日本の伝統文化である着物などの織、染め等の和装品や、制織・染織・加工・縫製されたシルク製品をアピールしていくため、国内で生産されたことを証明する「日本の絹マーク」をつくりました。同会の認定を受けたシルク製品には、このマークが付けられています。

  • 蚕・繭・生糸~製品化まで、すべて国産の製品
  • 海外から輸入した糸や繭を使用し、
    織りや仕立てを日本で行った製品

参考文献:シルク手引書 大日本蚕糸会